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光でボディメイキング「アポリネール」光豊胸、光痩身、光脱毛、戻らない美容整体で、全ての女性のキレイをサポートするべく使命感に燃えるスタッフのブログです。


by apolli
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球春到来!!

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アポリネールブログをごらんの皆様 こんにちは!!例年より早く開花宣言が出された今年の関東地方の桜ですが、もうお花見は行かれたでしょうか??

春という季節を皆様はなにで感じますか??私はやはり桜ですね。私の地元の隅田川沿いには毎年大勢のお花見見物の人達が大勢訪れます。

それと春の甲子園大会! 通称 選抜甲子園ですね。私も昔 高校野球に携わり、チームは東京代表として甲子園に出場しました。チームは運よく甲子園大会にて優勝し紫紺の大旗を東京に持ち帰りました。そんな私ももう不惑と呼ばれる年齢です。不惑とは・・・・・ほど遠くいまだに迷っています・・・。

そんな私から高校野球に関するエピソードをご紹介させて頂きます。
 
「バスを止めて下さい」

ちなみにこれはある高校野球誌からの抜粋(私の記憶で、原本なくしてしまい・・・泣く)時は昭和40年代 とある中国地方の甲子園では名門・強豪の誉れ高いチーム。このチームはこの年春の選抜大会で準優勝し、意気揚々と夏の甲子園を目指してチーム一丸となり春夏の連続出場を目指していました。もちろん夏の広島大会において優勝候補筆頭である事は誰の目から見ても明らかで選手自身が一番自覚していたことでしょう。

この日は県外の強豪に夏の大会に向けての練習試合を行いました。このチームの不動のエース 佃投手は選抜で見せた緩急自在のピッチングであの怪腕 江川 卓に投げ勝った本来のピッチングを発揮することなくチームは大差で敗れました。

危機感を抱いた監督は母校までの帰路(約20数キロ)を佃投手にのみランニングで帰ることを命じました。他のナインが粛々と帰り支度を始める中、エースは母校の方向に向け走り出しました。ただ一人で・・・・・・・

おそらく監督の意図はエースの自覚を促すという事があったと思います。敗戦の責任をただ一人が背負うものでは本来ありませんが、精神野球の見本として君臨する広島一の名門のエースナンバーの重さを監督は伝えたかったのだと思います。

分業制全盛のプロ野球と違い高校野球においてエースに依存する高校野球ならではと思います。質実剛健のこのエースは試合の投球の疲れ、敗戦のショック、チームに対する背信等々、走りながら色々と脳裏をよぎったことでしょう。

一方チームのナインは用具を全てつみこみバスにて母校への帰路に着きました。エースがそのバスに乗ることはなく、しばらく走ると県境の坂道にさしかかりました。長い上り坂の途中に自軍のエースの背中を見つけました。                                       
バスはやがてエースに追いつき追い越しました。窓からはみながエースの表情を見ていました・・・・・

そして少しだけバスが坂道を先に行った時、チームの主将(金光 興二)がバスの運転手さんに言いました。

「バスを止めて下さい!!」

この主将は坂を登ってくるエースに笑顔で肩を叩き、二人で母校への道のりを走り出しました。そして長い登り坂を頂上までたどり着いたときにはナイン全員が笑顔で出迎えました。

そう、この間にも2回目の「バスを止めて下さい」があったのです。

監督はこのときにチーム一丸となった事を確信し、このチームが夏の広島大会で他校に負けないイメージを掴んだのではないでしょうか。

このチームの名前は広島県立広島商業。夏の全国優勝回数が全国屈指, ひまわりの広商の異名を取るチームにて今も脈々と名門の系譜を伝えるチーム。この年 夏の広島商業は見事広島県大会を勝ち抜き激戦の甲子園大会も勝ち抜き見事真紅の大優勝旗を広島に持ち帰りました。

ところで甲子園にたどり着く確率を考えて見ましょう、つい最近(約2年前)の高野連の発表では全国に登録されている高校野球の部員数は約14万人、その内春と夏の甲子園の土を踏める人数は

春 32校×18人=576人
夏 49校×18人=882人 576+882=1458人 
全体の1%しか甲子園にはたどり着かないのです。

そして 高校球児と高校球児を持つお母さんにメッセージです。

甲子園とは高校野球の代名詞ではありますが、甲子園に行かなければ意味が無いとは思わないで下さい。高校野球の存在意義は人間形成と私は考えます。

言葉使い、礼儀、年上を敬う心、協調性、チームワーク、仲間を思う気持ちなど学生野球である以上あくまで本分は勉強あり学業です。

上記のように甲子園にたどり着ける確率はとても低いものなのです。ただ甲子園という聖地が高校球児の心の支えになりチーム一丸となり厳しい練習に耐えられるのもまた事実です。

今になって振り返ると、高校野球の思い出は母校のグランドで毎日、毎日 厳しく、辛い練習とチームメートとの切磋琢磨した時間、そして社会にでても今も連絡を取り合える友情を育めたた事。

そして両親への感謝の気持ちです。

甲子園は目標であって目的にはならずに、甲子園までたどり着く仮定(プロセス)を大切にして欲しいと思います。

長い文になりましたのでこの辺で・・・・・・

アポリネールも春本番を迎えて、3店舗が皆様のご来店をいつもお待ちしています。この春もアポリネール 全店を宜しくお願い致します。

画像は私の生まれ育った地元隅田川の桜です。
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by apolli | 2008-04-15 15:58 | 熱闘甲子園(本部より投稿)