コスモポリタンシティ バンコク
2007年 04月 23日
東南アジアの都市バンコクというと、混沌としたイメージのある方も多いかと思いますが、それが中々、日本よりも卓越して面白い部分も多いのです。ショッピングセンターなどは、日本の大型デパートなども足元にも及ばないクオリティと大きさを持っています。日本では、消費欲の高い新富裕層が増えたなどと喧伝されていますが、相続税の無いタイの富裕層はとんでもない財産を保有しており、そういった人達のニーズを満たすためにも、ハイクオリティな商品が一通り揃えられているのです。中でもサイアムパラゴンというショッピングセンターは、その大きさはさることながら、センター内でフェラーリやマセラッティ、ランボルギーニ、アストンマーチン、ベントレー、BMWなどの車を展示して販売しています。驚くことに、その展示場がある場所は1階のフロアではないのです。例えば三越や高島屋の3階や5階に高級スポーツカーが展示され、販売されている姿を思い浮かべてみてください。その光景は中々刺激的でしょ。
この画像は、滞在中の4月20日に、同じくバンコクのセントラル・ワールド・プラザ(日本の伊勢丹隣接)というショッピングモールの広場前で、個人所有の高級スポーツカーが50台以上、一同に集められるイベントがありました。このような光景も、なかなか日本では見られないことですね。それでいて、夜になると像が像使いに曳かれて、のしのしと歩いていたりもします。この混沌さがたまらなく面白く刺激的だと感じるのは私だけではないでしょう。
刺激的ということであれば、タイのデザインも面白いものが多くあります。建築物の形を始め、販売されているプロダクツの中にはとても個性的なものも多いですね。もちろん、よくありがちなアジアンチックな商品も多いのですが、欧米人始め、世界中の国々の人の滞在も非常に多く、コスモポリタンシティが生み出すプロダクツの中には、私も注目しているものが幾つかありますし、例えば、プロパガンダというブランド。文具やインテリア小物を販売する個性的で、一度目にしたらその魅力にはまりそうなプロダクツが多くあります。
今回も、そういった中、先鋭的なデザインのプロダクツと出会うことができ、そのデザイナーとお話する機会にも恵まれ、これはいつか別事業として日本で発信していきたいと思ったほどです。日本の中だけで物事を考えたり、欧米文化や欧米商品に偏った思い入れを持つのではなく、もっとニュートラルな視点で、世界のプロダクツやサービスの中から、新しい刺激を受けることの大切さを、コスモポリタンシティ バンコクではいつも感じます。
by apolli
| 2007-04-23 12:44
| スタッフのひとり言